店長日記

さとしあんちゃんと井上陽水

2008年07月04日

母親に用事を言われて、

さとしあんちゃん(従兄)家に行った時の話しです。

僕が中学1年か2年の時だと思います。

玄関から声を掛けても誰も出てきません。

2階に誰か居るのは確かなんですが、レコードの音量が

大きく、僕の声は聞こえないんでしょうね。

階段を上がり恐る恐るドアをノックします。

誰も出てくれません。

仕方なくドアを開けると大きなスピーカーから

井上陽水の「人生が二度あれば」が耳の鼓膜が割れる程の

大きな音量で流れていました。

その歌にオシッコちびりそうなくらい感動しました。

その頃僕は、南沙織が好きで好きで部屋中にポスターを

貼りまくり天井にも、おつりの来るボットントイレにも張っていました。

僕が「だ~れもいない海、二人の愛を確かめたくって~」って

歌ってるときに、高校生のさとしあんちゃんは

「この人生が二度あれば・・・・」

僕にとっては哲学的な音楽を魚肉ソーセージを頬張りながら聞いてるんですよ。

心の中で思いました。

「う~んにゃ(感嘆詞)さとしあんちゃんはほんなこつカッコの良かばい!!!」

通訳 「ワオー!さとし兄さんは本当にカッコいいよなー」

それでも僕は南沙織から脱皮出来ませんでした。カッカッカ(笑)

昭和って本当に良いですねー

あの頃、時間(とき)がゆっくり流れてた様に感じました。


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